戦国自衛隊

角川映画の全盛期の頃の映画です。この映画のコピーは、「歴史は俺たちに何をさせようとしているのか」でした。テレビCMが結構な頻度で流れていました。とにかく、このコピーに感動しました。私が中学の時に友人3〜4人くらいで新宿の劇場に見に行きました。その友人が、薬師丸博子が好きだったので、行こうと誘われました。誘われなかったら、一生この映画は、見なかったかも知れません。映画の中で、64式だと思いますが、プロップガンを贅沢に使用し、哨戒艇のシーンでは、撃たれた自衛官が64式小銃を海に落としながら、落下して死んでいくシーンがあり、この64式を捨ててしまうのは、もったいない。ロケ現場に行って、拾いたいときう気持ちでした。それほど、当時から銃に興味を持っていたんですが、親が買ってくれなくて、エアガンもモデルガンも持っていませんでした。この映画は、今見るとショボイかも知れない。当時、自衛隊の協力を得られないので、独自で61式戦車を作っています。気合の入り方が違います。なので、この頃のイメージもあり、61式戦車に愛着があります。今は、74式が主力で、一部に90式、新車両として、10式が出てきていますが、なんとなく、61式がんばっているな、という気がして、かわいがりたくなります。映画に出てくるヘリ(シコルスキー)の色が、薄い茶色というか、カーキというか、現実に存在しない色です。当時、タミヤのミリタリーミニチュアをいろいろ作っていたこともあり、映画のシコルスキーのカラーリングって、おかしいよな?と思っていましたが、逆に、タミヤのシコルスキーを買って、劇中のヘンテコな色に塗ってしまいました。それくらい、この映画に影響されているという事です。私の人生の中で、ミリタリー系に足を踏み入れた一歩だと思っています。半村良の原作本も読みました。劇中のストーリー的には、伊庭三尉(千葉真一)ってバカだよなあ、なんて、中学生なので、映画の最後のオチを付ける必要があるというのを無視し、自分のいけんというか感想を学校で言い合ったりしていました。今、思うと、あれはあのストーリーで正しかった、映画としてのエンターテイメントを角川映画が作り上げたということで、評価できるなあと思うのである。ミリタリーへの一歩としての映画なのだが、次のチャンスは、もう、自分の給料で何でも買える社会人になってからの話なので、かなりブランクが開く。

ここでミリタリー映画の一歩を説明したかに見えたが、ひとつ忘れていた。確か、中学の同じメンバーで新宿に「ファイナルカウントダウン」を見に行ったような気がする。 結論を先に言うと、本物の米軍の空母と艦上戦闘機が出てきて、すごいんだけど、さっぱり面白くない。これは、このページの下の方にある、期待して見たけれど、面白くなかった映画の分類になる。 当時の原子力空母 ニミッツと、当時現役で、艦上戦闘機最強だった、F−14トムキャットがタイムスリップするという映画。タイムスリップものが流行っているねえ、なんて言っていたように思う。 太平洋戦争の幕を開ける、ご存知、真珠湾攻撃の日にハワイ沖にニミッツが突然登場する。で、ゼロ戦(米軍レシプロ機を改造された零式艦上戦闘機)が2機飛んでくる。 で、さっそく、F−14トムキャットがカタパルトから発艦し、ゼロ戦の後ろにつける。 最初は、米軍の艦長が発砲は許可しないと言っていたように思う。で、少し経って、日本軍機とわかって、F−14がミサイルを発射する。 で、発射するのは、スパローかサイドワインダーのどちらかなのだが、前方を飛ぶレシプロのゼロ戦に当たり、撃墜してしまう。「撃墜してしまう」という言葉を使ったのは、スパローだか、サイドワインダーだかは、敵のジェットエンジンの熱を感知して追尾するミサイルなんですね。なので、レシプロエンジンのゼロ戦に当たるはずがないんです。 というか、まず、当たらないと思っていた方がいいと思います。当たったとしたら、マグレだと思います。 当時、中学生の私は、こういうのは、おかしいと、心の中で思っていました。かわいくない中学生でした。 その頃から、ミリタリー映画の軍事的考証を甘く扱っている監督には、厳しめの言葉を浴びせるクセがついてしまったようだ。今、私の家内に、いろいろなミリタリー映画を見た時に、こういう軍事兵器はあり得ない、というと、そこの部分は、この映画の主題じゃないので気にすることはない、といつも言われるのだが、私、個人としては納得ができない。 軍事兵器に仕様をあくまでも、描ける範囲でいいので、正確に再現して欲しい。 どうしても無理なものは、無理でいいのだが、ストーリーに響くような手抜きをされると、興ざめする。 いやあ、ファイナルカウントダウンの話が長くなったが、もうひとつ。 日本軍パイロットは、日本人ではなく、中国人なんですね。で、セリフが下手で「ニイタカヤマニノボレ」と、変なイントネーションで言うんですね。日本人が聞けば完璧にわかります。アメリカ人が聞くとたぶんわからないんでしょうね。で、顔も、同じアジア人なので、日本、中国、韓国あたりは、たぶん区別できないので、中国人を使ったのだと思います。 たぶん、今から、何十年前は、日本人のハリウッド俳優っていなかったように思うので。文章が長くなったので、このへんにします。



シン・レッド・ライン

南の島での旧日本軍と米軍の戦いってこういう方法なんだね。 というのが良く分かった。 今は軍隊は、インカム当たり前だけれど、インカムないと戦いは、こういう風なんだね。 味方から無線指示や敵の攻撃方向などのアドバイスがないので、恐怖感が倍増するよね。どうしても前線の兵士に攻撃指示をしたい時は、伝令が行くのだろうか?ヒトラーが伝令兵だったことを思い出した。こういう時、伝令兵は、かなり危険な任務になるので、その仕事の評価も高かったかも知れない。 どこでロケをしたのか?は知らないが、淡々と描く映像が新鮮で美しい。



地獄の黙示録

フランシス・コッポラの昔の作品。私は、子どもの頃、テレビ放送の映画劇場のような番組で見たような気がする。テレビ版はカットして短くなるのだが、それでも、かなり長かったように記憶している。長すぎて、子どもの私は飽きてしまったように記憶している。 後半は、ナントカ(カーツだっけ?)大佐のいる場所でのシーンの連続。とにかくキモイ。フランシス・コッポラは、戦争の戦闘行為もイヤだが、こういう精神的におかしくなってしまった軍人も怖いよね、と言いたいのかなあ?と後で思ったりした。 一番のお気に入りは、なんといっても、ワルキューレの音楽をかけてヘリの大群が攻撃する場面。あそこはかっこいいね。 カウボーイハットをかぶった、なんとか隊長。中尉だっかたかな?俺は戦闘行為が趣味のような職業軍人だ!みたいなノリが、最初は受け入れられなかったが、だんだん、あれが、かっこいいと思うようになってきた。この映画は、もう、10回くらい見ている。 私も米軍の第一騎兵なんとか隊の軍隊に入りたくなる画像。



プラトーン

ベトナム戦争映画の最高傑作です。映画ブラック・ホーク・ダウンが公開されるまでは、個人的に一位の映画でした。 ベトナムらしさ(ジャングルでの戦闘・索敵のためのパトロールの緊張感)、戦争の矛盾、など、戦争映画で訴えたいことを詰め込んでいて、しかも、それが、最高のエンターテイメントになっている。最高だね。 オリバー・ストーン監督って、ベトナム戦争に行ったことがあるらしく、経験を生かして自分の経験も盛り込んだ、みたいなことを言っていた。まさに、ベトナム戦争のいろいろな問題を詰め込んだ大作だよね。これを超えるベトナム戦争映画を待っているのだが、いまだに制作されない。この大作をもう、越えられないのか?この作品が最後だとしたら、それは、それで悲しい。



フルメタルジャケット

このDVDのジャケットの動画が当時テレビのCMで流れた。タイトルのカタカナの文字もかっこいいし、おお!こんな映画が上演されるのか?と気合入れて、劇場に見に行った記憶がある。しかし、表紙を飾る動画のような、かっこいいシーンは、あまりなく、海兵隊の訓練シーンが大部分である。 途中で、ミュージシャンのビギンみたいな人が自殺したりして、まあ、おもしろいというか、興ざめしてしまった記憶がある。 海兵隊の訓練のシーンが大部分です。訓練が終わると、実際にベトナムの現地に行って、市街戦の様子を簡単に描写して、ハイ、オワリという映画です。訓練のハートマン軍曹は、怖いです。英語で汚い言葉をバンバン言います。それを日本語にする人は大変だと思います。アメリカ人が分かっている汚い言葉を日本人が知るわけないものね。翻訳の人は苦労したと思いますね。で、短い戦闘シーンの感想なんですが、 チームを率いていた隊長が、道を間違えたらしく、別の道を行くというような感じで、ある、市街地をナナメに抜けていく。 で、まず、本部に無線で、タンクを出してくれと要請する。 まあ、戦争映画にお決まりのように、今、忙しいので、そっちにタンクを出せない。自力で進め!みたいなことを言われる。 もう、仕方ないよなあ、、、、という流れで、ビルのある空き地の空間に来たとき、ベトナム軍のスナイパーに撃たれる。 ベトナム軍のスナイパーに米兵がやられるシーンがあって、誰も手が出せないんです。 空き地の空間の中で、スナイパーライフルの弾が当たり、流血していく米兵。見方は、その兵士が死んでいくのを黙ってみているしかできない。 で、あるビルの中を米兵が索敵を行っていたところ、ベトナム兵(女性)が急に出てくるんですね。 ものすごい顔をしてAKを(確かフルオートで)撃ちまくるんですね。 で、いつまでもやられている米兵ではなく、このベトナム兵を米兵が殺害し、まあ、その市街地の脅威を排除し、次に進軍を開始するわけです。 ベトナム兵が米兵に殺されるんですが、AKって、スナイパーライフルじゃないよね。と突っ込みを入れたくなります。まあ、この辺の描写は、詳しい人にまかせます。他に、スナイパーがいたとか、情報があったら提供お願いします。 で、最後に、ミッキーマウスの歌を歌いながら、米軍は、次の街へ徒歩で移動を開始します。米兵が歩いている背景は、市街地が炎で燃えるバックであります。 正直、これで終わり?みたいな感想を持ちましたね。最初のCMがかっこよすぎたので、尻切れトンボ状態であり、かなり、つまらなかったです。





7月4日に生まれて

トムクルーズはかっこいいんです。戦闘シーンもなかなかです。戦闘シーンは、そのへんのB級映画よりも完成度は高いと思っています。だけど、戦闘シーンは、冒頭の何分かだけで、あとは延々、同じようなシーンの繰り返しですね。 負傷兵としてトムクルーズが、ベトナムからアメリカに戻って、反戦活動をするというのがメインのストーリーなんですね。なので、あまり頻繁には見ませんね。2〜3回見ましたが、もう、見ないかもしれない映画だと思います。 反戦映画っていうのは、理解できます。だけど、プラトーンも反戦映画です。反戦映画の手法として、本当の反戦デモの内容を描いているというのは、あまりにも、ストレートすぎて、共感がもてませんでした。



ハンバーガーヒル

けっこう戦闘シーンは多いです。ナントカ高地をひとつひとつ奪還していく様子がわかります。ですが、その高地を奪ったからと言って、米軍兵士(彼ら)は、高地が手に入るかどうかは、どうでもよくて、早く本国に帰りたいという気持ちになります。まさに泥沼のベトナム戦争を描いています。映像的には、高地を登って降りて、、、という映像が多いので、まあ、途中で飽きる可能性もあります。 山を登る米兵に対して、米軍UH−1が飛来してきて、米兵を敵と誤認をして、撃ちまくるシーンがあるんですが、実際にベトナムでもこういう光景があったんだなあと思うと悲しいです。戦争って混乱しているので、冷静さを失うのは当然なんですよ。こういうことを言いたいんだなあと感じました。 カイシデンの「悲しいけど、これ戦争なんだよね」という感じがします。





84☆チャーリーモピック ベトナムの照準

これは、ドキュメンタリータッチの渋い映画です。最初、本物のドキュメンタリー映画かな?と思いましたよ。でも、映画の演出でした。ドンパチはそんなにないですが、当時の偵察グループの動きが理解できる映画だと思います。渋いですが、一度は見たい映画です。



ブラック・ホーク・ダウン

これは、もう、私の人生で最高・最大の映画です。軽いドキュメンタリータッチが入っている手法だと思います。説明は極力なくして、兵士の描写を継続することで、自然にストーリーが進んでいくシステム。こういうシンプルな手法は、わかりやすいし、見ていて楽しいです。音楽は、アカデミーなんとか音楽賞を受賞。音楽が特徴的で、まさに、ソマリアの地での混乱した戦争ですよ、と言わんばかりの、怪しい曲です。これが、この映画にマッチしています。 で、エヴァーズマン軍曹が主人公なんですが、このリーダーがかっこいい。顔とかじゃないですよ。確かに、ジョシュ・ハートネットの顔はかっこいいいです。で、実在のエバーズマン軍曹は、かっこ悪いです。まあ、そんなことよりも、何が好きか?というと、部下を一人も現場に残さずに、連れて帰るという、リーダーシップですよ。戦争なので、まあ、死んでしまう人もいますよ。だけど、自分の置かれた立場を理解し、自分のできることは全てやって、部下を率いている。戦闘が夜になって、みんなは士気が下がりますよね。だけど、助けは絶対に来ると信じて、部下にもそう言い聞かせて、あきらめずに任務を遂行するわけです。会社にも、こういう指導者、リーダーがいるとかっこいいなあと思いますね。だけど、実際の会社の上司は、自己中心的だったりして、当時、自分の会社の上司は恥ずかしくて、比較したくないと思ってしまいました。一部上場企業に就職したとしても、幸せじゃないんだなあ、ということを、つくずく感じた映画でしたね。ジョシュ・ハートネットの役者の魅力と相乗効果で、エヴァーズマンは、永遠の尊敬する上司像であります。





タイガーランド

鮮明な記憶はないのだが、基地の中で訓練をして、やっと訓練が終わり、今後ベトナムへ行き、実戦が待っているという、トラックに乗るところで終わるような気がする。2人の兵士の友情のストーリーだったような気がする。 正直、あまりおもしろくなかった。



カジュアリティーズ

マイケル・J・フォックスがかっこいいね。実話から多少脚色しているかもしれないが、実話を基にしているよね、というのを、どこかで聞いたことがある。まあ、正義の味方役と悪役が対立するというのは、昔からのお約束だ。 パトロール中に、敵の川沿いの基地を見つけて、UH-ヘリが飛んできて銃撃戦になるシーンがやっぱ、かっこいい。ショーン・ベンを有名にした映画じゃないかな?でも、これ以降、彼の代表的作品に出合えていないような気がする。



プライベートライアン

スピルバーグ監督の映画の最高峰だと思います。最初の20分間のオマハビーチの戦闘シーンは圧巻。あの臨場感と、緊張感と、いろいろな兵士の描写は、スピルバーグ監督じゃないとできない。どの戦争映画よりも、リアルで圧倒的なパワー。 中盤は、少し、ダレます。ただし、後半の橋の向こうにある街を死守するというシーンは、また緊張感が走ります。最初と最後は、とにかく、スピルバーグ監督のモテル力を全て出し切った、すばらしい、エンターテイメントだと思います。 後半の橋と街を守るシーンの緊張感を盛り立てているのは、「残りの弾や爆弾をみんなの前に出させて、今、これだけしか余っていないよ」というのを見せることが、さすがに、うまいと思います。人間は、その弾薬やその他の武器をみて、本当にさみしいよ、こんなお寒い装備で勝てるのかしら?と心に一抹の不安がよぎります。これが、スピルバーグのうまいところですね。最後のシーンは、最高に盛り上がって、最高潮の場面で幕を閉じます。映画として最高の終わり方だと思います。





ロンサバイバー

もうね。米軍SEALsがかっこよすぎる。タリバンと銃撃戦になった時、戦闘のプロのSEALsが、やるだろうという銃撃戦を再現している。 タリバン兵士に見つかり、最初の戦闘シーンは、もう、かっこいいという言葉に尽きる。 右に敵がいる、マグチェンジ、左に展開、インカムで仲間に連絡・指示しながら迎撃、展開、退却移動。 とにかく、訓練された連携のとれた、戦闘のプロ集団の銃撃戦のシーンがかっこいい。 映像を見ていると、サバゲーをしたくなってくる。 ランボーのように、敵の正面で撃っても死なない「オレは、不死身だぜ!映画」とはわけが違う。 映画も後半になると、まあ、中だるみみたいなものがあって、最後は、静かに終わる感じかな? ブラック・ホーク・ダウンのデルタのフート役の人が、エライ人の役だった。中佐だったかな?





ワンス・アンド・フォーエバー

メルギブソン主演。従軍カメラマンの役者は、後で、プライベートライアンでライフルを持ったスナイパー役で出てきます。 この映画は、アメリカ軍がベトナム戦争で、ヘリを使い、現地に兵士を送り込んだ、ヘリボーン戦術を理解するのにちょうどいいです。 ヘリボーンで輸送された兵士は、現場でどんどん数を増やしますが、やがて弾がなくなったり、兵士が負傷して動けなくなったりして、大量のヘリが必要な戦術だよね、という再現。ヘリボーン戦術をもってしても、一方的な勝利になるとは限らないというような内容だと思う。 メリギブソンが現場のボスなのだが、かっこいいのは、「俺が戦場に先に降りる」「俺が戦場を最後に離れる」というようなセリフを言うこと。部下を守る上官の気持ちが出ていると思う。こういう上官(上司)に恵まれたかったなあ。部下思いの上司ならば、2014年5月に○○○ネ○○○○○イ株式会社を退社しなくても済んだと思う。





セブン

戦争映画ではないんですが、悪役が最後に勝つというめずらしい映画だと思う。 こういう、スパイスというか、エッジの効いた映画は、最近ではあまりないような気がする。 テンポもよくて、単純でわかりやすい。こういう映画は、見たあと、すっきりする。 こういう映画は、どんな国でも、翻訳をして理解してもらえるような、すごい映画だと思う。



ユージュアルサスペクツ

ケビンスペイシーという役者を始めて見た映画。彼の演技がかっこいいんですよ。最後に悪は笑うみたいなオチがあり、見ていて、かっこいいなあと思う。 ケビンスペイシーは、正直、あまり顔はかっこよくないんですが、演技とあわせて見ると、かっこいいです。最近のケビンスペイシーは、ジジイなので、キレがなくなったかも。



バンド・オブ・ブラザース(ドラマ)

これは、スピルバーグとトムハンクスがいい仕事をしたな、と思いましたね。 特に冬の森の中のシーンの撮影がいいです。実際に、ああいう感じで戦闘をしていたんだなあということが理解できました。役者さんは、寒いのにご苦労さまです。 アメリカ軍がドイツを追い詰めて行くのですが、アメリカだって、楽に勝っていたわけではなく、苦しみながらの勝利であったということですよね。 最後のヒトラーの豪華な別荘に行くシーンもありますが、別荘のシーンは個人的には不要でした。シーンを見ていても緊張感がなく、つまらない。



ザ・パシフィック(ドラマ)

これは、スピルバーグとトムハンクスがいい仕事をしたな、と思いましたね。 ペリリュー島が舞台のシーンが最高ですね。臨場感があります。 滑走路では、障害物がないので、必死で走るしかない。弾が当たるか?どうか?本当に運です。 天皇陛下が最近、ペリリュー島に行ったそうです。あまり語られない、ペリリュー島の戦闘。アメリカ軍が日本軍を相手に苦戦し、多数の被害を被った、最初の戦闘だったと記憶しています。アメリカ軍は、ペリリュー島での教訓を生かし、こんな戦い方をしていては、日本軍を追い詰める前に、自分たちの消耗や士気低下がヤバイと感じた。アメリカ軍の太平洋での戦闘の仕方を考えさせる第一歩になった戦闘だった。 ペリリュー島って、日本からかなり遠くにある島ですね。地図を見ると改めて、旧日本軍が広大な太平洋を舞台に戦闘をしたか?がわかります。



ティアーズ・オブ・ザ・サン

ブルース・ウイリス主演映画。当初、ダイ・ハード シリーズとして脚本が書かれたというような内容をネットで読んだことがある。ダイ・ハード シリーズよりも奥が深い?(言葉は忘れたが、より奥行きのあるストーリーだそうだ)ので、別のタイトルを付けたそうである。じゃあ、ダイ・ハード シリーズは、ただドンパチやって、大騒ぎして、ハイ ハッピーエンド!という単純映画とでも言いたいのか? この映画は、SEALs(有名すぎて知っていると思うが、米軍の特殊部隊ね)が、あるアメリカ人の医者を救出させるという物語。ブルース・ウイリスが、チームの隊長で、大尉役。この映画は、米軍使用のM4カービンのカスタムの参考になると思う。この映画を見たら、M4の20mmレール付きで、光学オプションとかが欲しくなるんですね。自分の銃に付けて、サバゲーに行きたくなるわけです。テンション、アゲアゲの映画ですね。戦闘シーンは少なめですね。ブルース・ウイリスが、UH-60の海軍バージョン、SH-60のシーホークに乗って、沖の空母に帰ろうとする時、「手を回して、ターン・アラウンド」とパイロットに指示するんですが、この場面がかこよくて、「ターン・アラウンド」をよく、マネをします。最後の国境の手前で、敵の総攻撃を受けながら、突破するシーンは、個人的には、いただけないんですね。SEALsは特殊部隊なので、「ランボー」のように、銃を持って敵の正面突破をしようとするのは、おかしいと思っています。最後の突撃は、特殊部隊らしからぬ行動だなあと感じて、最後の最後で、興ざめしてしまうという、最高におしい作品です。ブルース・ウイリスSEALsの隊長ということで、それだけで、サバゲーに行きたくなる、そんな映画です。





ダイ・ハード

ブルース・ウイリス主演映画。 この「1」が一番かっこいいかな。だんだん内容がなくなってきて、「ラストデイズ」なんかは、もう、最悪です。もう、なぜか重火器を調達できてしまい、ただ、重火器で力押しのみ。アイディアもクソもありません。重火器が出るのは、うれしいが、それでストーリーの内容がなくなると、もう、興ざめします。 初心に返って、このクリスマスパーティー会場で起こる事件。もう、最高に面白いです。ブルース・ウイリスが撃つ、M92Fがかっこよく見えます。ジャック・バウアーのUSPコンパクトと同じで、その主役が持っていると、欲しくなってしまうという病気みたいなものです。



ダイ・ハード2

ブルース・ウイリス主演映画。飛行場の話ですよね。テロリストが飛行場のコントロールを掌握してしまうという、セキュリティー上、ありえない話だとは思いますが、仮にそういうことができたとしたら、ということであれば、一応、楽しめます。 ここでも、左利きのブルース・ウイリスが撃つ、M92F。かっこいいです。やっぱ、9mmハンドガンは、ベレッタM92Fだよね。と、ついついうなってしまいますね。アメリカ人になったら、俺、絶対に、ベレッタM92Fを買うよ、と言いたくなります。



ダイ・ハード3

ブルース・ウイリス主演映画。ダイ・ハードも、さすがにこの辺が限界です。これ以降は、あまりにもストーリーがぶっ飛びすぎて、不死身のジョーン・マクレーンというより、もう、主人公だから絶対に死なないもんね!的な、アンパイ世界になっているような気がします。ダイ・ハードはシリーズ全部見ていますが、さすがに、まともに見れるのは、ここまでだと思いますね。


トップガン マーヴェリック

もうね。かっこ良すぎます。ハリウッド映画の王道中の王道。途中困難を乗り越えてハッピーエンド。F-18もかっこいいしF-14もかっこいい。文句なし。
とにかく、この映画は見ないと損。どんな人も楽しめること間違いなし。





以下に、気に入らなかった映画を記載してみる。 画像を貼りつけると、ホームページの容量が増えてしまうので、テキストのみにしておく。

期待に心を膨らませて、劇場なり、DVDを実際に見て、だまされた!と感じた映画を列挙



グリーンゾーン

イラクが舞台の戦争映画だが、う〜ん、まったく、さっぱり、面白くなかった。何を訴えたいのか?反戦映画なのか?単純な娯楽映画にしたかったのか?中途半端だし、まったく楽しめない。

ネイビーシールズ

実際の現役の隊員が出演。出てくる火器も本物。という、最高に盛り上がった宣伝だったので、期待していた。さっぱり面白くなかった。画面に出てくるものは本物、だけど、エンターテイメントとはかけ離れたものだよね、ということを理解した。

ハートロッカー

アカデミーなんとか賞とか言われ、事前に、かなりテレビとかの宣伝でフィーバーしていた映画。この映画の監督は、名前を忘れたのだが、女性だった。がんばっているなあと思ってテレビでやっている映画の紹介番組を見ていた。あのね、無鉄砲な主人公が、危険なミッションを強引にやろうとして、仲間の兵士がハラハラする。あのね。ハラハラするだけの、それだけの映画なんです。ハラハラの繰り返しを何度も使うので、さすがに後半は飽きてきた。爆弾処理という仕事は地味なので、映画にするのは、厳しいと感じた。爆弾の近くにあやしいイラク人とかウロウロするし、怪しいイラク人が運転するバンが、爆弾処理のエリアに入ってくる。バンのシーンは、主人公が、M9(M92Fね)を突きつけて、戻れ!と命令する。この車のドライバーって、怪しいよね、と思わせておいて、実は何もない。さすがに、飽きたわ。主人公は、ACU迷彩のBDUにACUのボディーアーマーを付けている。で、ヘルメットは、ウッドランドカラーなんですよ。こういう組み合わせはないので、現実にはおかしいのですが、無鉄砲な役なので、それを表現したいのかも知れない。私は、もちろん、サバゲーの時のコスプレは、上から下までACU(BDUは5着もっているので、その都度カラーは異なります)なのだが、一度、ハートロッカーの主人公のカラーリングを真似した人がいました。その人は友人を前に、ハートロッカーのことを熱く語っていました。まあ、そういうふうに、自分のポリシーを持って遊んでいる人は、趣味にのめり込んでいて、幸せなんじゃないかな?と思う。遊びは特に、気合を入れて遊びたい。

パールハーバー

あのね。前半の恋愛ストーリーが長すぎる。さすがに、あれはいらない、カット!もっとコンパクトにして、メリハリをつければ、もっとよかったと思う。映画ブラックホークダンに出ている、トム・サイズモア、ジョシュ・ハートネット、ユエン・ブレムナーなどが出ていて、戦争映画の専門俳優だなあと感じた。特に、トム・サイズモアは、おっさんというか、アニキ!と呼ぶ存在だと思う。

ワルキューレ

トムクルーズ主演映画。ヒトラー暗殺計画の実話をもとにした映画なので、かなり期待していた。よく作り込まれているとは思う。だけど、映画の中で、暗殺計画をする仲間に堂々と言っているので、やあ、そんなに堂々と言ったら捕まるんじゃないかなと思う。密かな計画を想像していて、あまりにも大胆な行動のため、興ざめしてしまった。

ロサンゼルス決戦

宇宙ものは、基本嫌いなんですね。だけど、米軍海兵隊の話ということで、ちょっと浮気してDVDをかりてみたんですよ。海兵隊のACU迷彩もかっこいいし、M4とかM249(ミニミはあったかな?)とか知っている銃が出てくるので、そこそこ楽しめる。しかし、宇宙人は、人間じゃないので、手ごわいし、なかなか殺すことができない。米空軍も出てきて、もう、ものすごい戦闘になっているのに、宇宙人の方が優勢。と思っていたら、最後にあっけなく、宇宙人の急所を撃って、試合終了。最後があっけなすぎて、もう、DVDの再生が終わってから、かなり後悔する映画である。俺の時間を返せ!

ゼロダークサーティー

オサマビンラディン暗殺の話なので、超期待していた。戦闘シーンは、あまりなく、最後のほうにあっけなく、暗殺に成功する。ハリウッドの作る映画が、このレベルでいいのか?B級映画になっていると思った。

ネイビーシールズ:チーム6

ビンラディン暗殺のSEALs目線のストーリー展開していく。これも、お目当ての戦闘シーンは少ない。暗殺のしーんお撮影は、夜なので、暗視ゴーグルを付けて行動するのだが、映画の映像は、ミドリの暗視ゴーグル目線で、カメラは揺れるし、映像は、鮮明じゃないし、何がなんだかわからないというなかで、暗殺された。あれは、監督のダマシ、ゴマカシですな。見て損をしました。

フユーリー

ブラピ主演の戦争映画で、ドイツ軍の戦車と戦う映画。本物のティーガー戦車が映画初で登場するということで、かなり期待していた。ティーガー戦車とM4(米中戦車)と1対1で戦うシーンがあるんですが、さすがに、ティーガー相手に、M4が勝つというのは、やりすぎかなと。世界のティーガーですよ。ティーガーの方が、装甲は厚いし、M4に有利な条件はないと思うのです。で、後半のM4戦車に籠城して、200人〜300人のドイツ兵士と接近戦をする。これは、さすがに、相当、頭にきて、mixi日記にボロクソ書いた。まず、戦車が動かなくなった時点で、戦車を放棄して、森をう回して移動するのが正しいと思う。う回すればいいのに、正面攻撃をしてチームメンバーを殉死させてしまうストーリーは、プライベートライアンのトム・ハンクスの要塞をつぶしてから前進するという判断と同じ。まず、常識的にはう回が正解。で、戦車という平気は接近戦が不得意というのは、百も承知。なのに、戦車に籠城し、ドイツ軍の歩兵との戦闘に入るのだから、無謀と言わざるをえない。劇中で、さすがに、ドイツ軍がパンツァーファウストを出してきた。で、撃った。この至近距離で、目標を外すわけがないし、装甲の薄いリアエンジン部分を狙えば、ハイ、終わりなのだが、ドイツ軍が、もたもたしている間に、パンツァーファウストの予備が、もう、ない!みたいな話になっていて、なんでこうなるの?もう、戦車に籠城してからの後半のシーンは、もう、つまらないの極地でした。見て損をしました!さすがに、ブラピはかっこいいですよ。顔を見たい人だけ見てください。


テレビCMは結構やっていて、話題にもなったが、さすがに、CMを見てセンスがないなあと感じて、見る気がしない映画。

アメリカンスナイパー

なんか、戦場に行った兵士がPTSDになることって、結構ありますよね。なんか精神的な疲労から人間って、レールから外れていくのかなあ?と思わせる内容のように思う。純粋に戦闘シーンから「反戦」を訴える「プラトーン」のような手法だったら、良かったのになあと思う。ドキュメンタリーなら、ドキュメンタリーに徹し、プラトーンのように、個々の内容は事実なのだが要点をまとめて、反戦を訴える手法なら、そういう手法をとってもらうようにして欲しかった。なんとなく、どちらでもないような、中途半端な作品のような気がして、手が出せない。 →最近、つまらないことを覚悟でDVDを借りたが、案の定だった。時間とカネの無駄だった。



チャーリーとチョコレート工場

まあ、これは以前、DVDが出た当時、映画が有名だったので、速攻で見た。つまらなかった。 で、最近、もう、何年振りかわからないのだが、久しぶりに、テレビでこの映画をやっていた。 特に見る気がなかったが、家族が見ていたから見たが、つまらなくて屁が出る! この映画を見ると以下の感想を持つ。 この工場は安全配慮義務違反であり、危険なため、役所から改善要求を受けていて、それに従わない場合は操業停止命令となる。という感想。



君の名は

もともとジブリとかアニメ系はあまり見ないし、アニメの評価をここに書くつりは全くなかった。 しかし、今回の映画は言いたいことがあるので書いてみる。 興行収入249億円というのですが、まあ、ハリウッドレベルだとしても、 ハリウッド映画の何百億円という映画でも、激・つまんないものもあるので、 単にお金を判断基準にするのは、どうかなあ?と以前から思っています。 で、正直、おもしろかったか?というと、つまらなかった。 そもそも万人に理解されにくいストーリーだったというのが私的にはポイント。 万人に理解しやすいストーリー展開というのは、映画制作では重要だと思う。 映画の中の時間が進んだり、戻ったり、男女の中身ががいろんなタイミングで入れ替わったり、 何を基準にストーリが進んでいるのか?わからなくなる。 正直、一回見ても、内容の解説してくれないと内容がわかない。 監督の目的は、視聴者を感動させること。 感動させるため、時間の流れや複雑な入れ替わりの手法を使っている。 手段として使っているんだけど、その手段が複雑で不自然に感じてしまう。 昔、オレがタクシードライバーをしている時、おばちゃんが2人乗ってきて、 1人が君の名は見た?と聞いて、隣の人が、映画館で寝ていた。 と言った。さすがに、超興味がない人が映画館に行っても、難しい内容を前にして 寝てしまうよねと思う。 でも、ここで褒めておく。良いところは2つあって。 先輩のおねえさんが、かっこいい。主役の女性ミツバチとかヨツバのクローバーよりも断然クール でかっこいい。 クールビューティー! それと、2つ目。 今はやりの、長いスカートの話。 夏(現在2017年夏)なんだから、長いスカートは暑苦しいと思うんだけど、 あえて長いスカートのファッションの人が多い。激・流行している。 男のオレには流行の理由がまったく不明。 そのスカートは、長いスカートで、足が2股に分かれていて、だぶだぶのズボンの長いバージョンなんですが、このファッションではなくて、良かったなあと感じている。 このファッションは、女性の色気とか魅力をまったく感じない、あえて言えば、ジャージと同じで、 両性というか中性的なファッションなので、特に異性の魅力・特徴を誇示するものじゃないので、 まったくもって、つまらないファッションであり、このようなファッションが流行することに、 憤りを感じている。 従って、映画内でこのファッションが描かれていなかったことが良かった。 で、ついでに言うと、 この監督は、絵を忠実に美しく描くというのをポイントにしていると思う。 電車の中やJR代々木駅とか、青山だと思うが、向うに六本木ヒルズが見える歩道橋の上とか、 ああ、あの場所ねと、リアルなので、当たり前のようにわかる。 で、風景だけじゃなくて、こんなところまでこだわりで描くの?というのを発見! 浴衣の端からみえる魅力的なブラ。この細かい表現を指示したのは監督だと思うが、 こういう配慮をするところが、オシャレだなと思う。 女性の免疫がないオレにとっては、この微妙で繊細な描画が激・オシャレで激・エロであり、 激・モエなのである。このシーンだけは是非見て欲しい。 隕石が落ちる美しい絵よりも、このシーンを見逃すな!