災害時への取り組み


地震・火事の他、近年増加している自然災害による停電・断水などが発生しています。

人工透析は4〜5時間と治療に拘束され自身で即時非難が困難です。

クリニックではさまざまな災害を想定しスタッフの教育や緊急対応の作成、連絡網、マニュアルなどを基に対策を重ねており、適切に患者様を非難誘導を行えるように心がけております。


さらに災害の発生または発生が予想される場合は、患者様との連絡を密にし治療や送迎が円滑に行えるようにいたしますが、患者様やご家族様のご協力も大変重要となりますので、ご自身、ご家族の方々とも常に治療に関してご留意くださるようお願いいたします。


大規模な災害発生時は県の保険福祉事務所、市区の保健所、避難所、救護所に被害状況が掲示されると共に、クリニックとしても関係機関と連絡を図り、患者様に正確かつ可及的速やかに情報の提供をいたします。


また、透析治療は1人1回おおよそ300リットルの処理水(水道水500リットル)と非常に多くの電力を消費することから、患者様全員の充分となる水や電力を確保している施設は全国的になく、長期に及ぶ際は治療可能な施設を共有する形で治療が行われるのが現状です。

当院では、万一の停電時でもバッテリー駆動で安全に透析機器からの離脱が行えるほか、LED照明にて操作環境、非難環境をサポートしております。

加えて、ライフラインの情報収集と見込みなどから治療を円滑に行う努力をいたしますが、ライフラインの復旧が不能と見込まれる際にも、各人に最も適した施設の情報を提供しますのでご安心ください。