オデッセイの2ボールパターは、最初は奇妙でかっこ悪く見えたものです。
それが、尾崎将司、宮里藍、海外ではソレンスタムなど一流選手が使い、大ヒット商品になりました。
元々は1990年創業の米国の小さなパター専門店「オデッセイ」が考え出したもので、全米学生選手権の選手等に無料で使ってもらい、その奇抜なデザインが評判を呼びました。グリーンはテレビに必ず映るので、試合などで使ってもらえれば宣伝効果は抜群です。現在は、キャロウェイゴルフに買収されましたが、考案者はアメリカンドリームを達成したとの噂です。
ゴルフボールと同じサイズの2つの円形模様をパターのクラウン部に設置し、低重心化した設定は、L字パターに比べて、確かに軌道が安定します。
アライメントディスク(円形模様)をターゲットの延長上にアドレスするライン取りは、思のほか、やり易いと思います。
今、2ボールのタイプは、色々な種類が発売されています。
大きく分けて、フェースにサーモセット・ポリウレタンを使いソフトなフィーリングの「ホワイト・ホット」と、フェースが広く、やや硬い打球感、高めの打球音のストロノミックを装着し、光の反射を抑えたダークグレイの「DFX」があります。
それに、それぞれシャフトへの接続部がノーマル、センター、ブレードとあります。そして、シャフトの長さもノーマル、ミドル、ロングとあります。ヘッド部分は、年度ごと、新作が出ており、円形模様にセンターラインが引かれているのもあります。最新作は円形模様の両脇にラインの入ったツアーラインです。
尾崎は、DFXのブレードタイプ、藍ちゃんはホワイト・スチールのノーマルタイプ、ソレンスタムはホワイトホットのブレードタイプを使っています。
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